■海外向け携帯品質


海外向け携帯品質

海外向け携帯電話の品質管理も基本的には国内向けと相違はありませんが、キャリアの考え方は国内とは大きく違ってきます。


まず、世界を考えた場合にキャリアの数は膨大になりますので、国内ではドコモやauやソフトバンクと言った1つのキャリアから仕様を聞いてそれを製品にすればよかったのですが、海外向けではそれが出来ません。


よって世界的に見て大手キャリア(Vodafone、Orange、Cingular、T-mobile、等)の意見を聞いて製品を開発しています。



携帯電話のサイクルは長い

日本では携帯電話の新製品が3ヶ月毎のように短期間で発売されていますが、海外向けでは1年以上が当たり前です。これは携帯電話の価格が高い事や使用者が主にサラリーマンが多い事など日本とは全く異なった事情があるからです。


携帯電話の目的が通話でありネットを楽しむ文化は浸透していません。また、若者には高くて買えないので、レンタルがメインとなります。ただレンタル携帯はデザイン的にもよくないので、これも普及しない要因かも知れません。


それよりも海外で求められるのは、”壊れない携帯電話”です。田舎に行くと分かりますが日本と違って近所が数Km離れている場合はざらです。そんな環境で病気や事故を起こしたら携帯電話が正常に使えるかが生命のカギとなるからです。


そんな理由もあって海外向け携帯電話の送信出力は国内向けと比べて大きくなっています。(国内:最大0.8W、海外:最大3W)ただ、送信出力が大きいと人体に対する影響が懸念されますので、SARが重要視されています。



海外の通信方式はGSMが主流

海外ではどこの国に行ってもGSMという通信方式を利用していますので、世界各国で利用できます。日本や韓国は独自路線なんですね・・・


国内でもドコモ、ソフトバンクが発売している海外でも使える携帯電話は、国内では3Gと呼ばれるCDMA方式、海外では2Gと呼ばれる一昔前のGSM方式で通話が出来るようになっています。ただ、auだけはW-CDMA方式を採用しており、GSM方式を採用していませんので、auの海外でも使用できる携帯電話は国が限定されてきます。