■SAR試験
SARとは?

「SAR」とは、「比吸収率(Specific Absorption Rate)」の略です。携帯電話が送信される電波が人体の健康に影響を及ぼさないように定められた値のことです。
携帯電話は電波を送信していますので、その一部は人体側頭部から脳が吸収しています。当然、吸収量が多いと健康に良いことはありません。携帯電話が普及し始めると人々が関心を寄せるようになったこと。また、安全性をアピールすること。等、SAR値を公開するようになりました。また、法律でもある値を遵守するように規定されています。
その基準値は、2W/Kgとされており、携帯電話の取扱い説明書にこの携帯電話のSAR値がいくつなのか記載されています。(携帯電話によって値は違います)
SAR値は低い程良いのですが、この測定方法は携帯電話の最大出力で送信した場合の値であり、実際には携帯電話は出力を細かく調整していますので、この値よりは小さくなりますので、あまり気にする必要はないかも知れません。
SAR測定方法
公式の数値は、TELEC(財団法人テレコムエンジニアリングセンター)にて、人と同じ形、同じ水分を持った「ファントム」という模型を使い、携帯電話の測定用スタンド、
それにSAR電界プローブから構成されるSAR測定システムにて、携帯電話の出力を最大にしてSAR値を測定しています。実際に人体を使う訳ではありません。もちろんメーカーでもSAR値を測定できる設備を有していますので、TELECへ持ち込んで試験する前に十分に事前検証を行っています。