■低温保存試験
低温保存試験
低温保存試験とは、低温環境下で数時間~数日保存した後に確認を行います。温度や保存時間はJIS規格やキャリアからの要求を参考に決定しています。携帯電話場合はJIS規格に習って-40℃が多いようです。

低温に設定するには専用の試験装置や試験部屋で行います。(上図)
その中に携帯電話を数時間~数日入れておき、室温に戻した後に各種検査を行います。実際に-40℃で検査は行いません。室温に戻してから検査を行います。
実際の方法は携帯電話の電源をOFFにした状態で放置します。
熱収縮によってどういった影響がでるのか確認します。
実際に-40℃の環境になるのは、極寒地域の冬場で暖房が入っていない部屋やオーロラ観察や夜のスキー場などでしょうか。
普段の生活ではあまり経験する可能性は低いですね。
倉庫での保存
工場から出荷された携帯電話は箱詰めされトラックに詰め込まれ、倉庫に保管されます。倉庫は温度や湿度は管理されていない場合がほとんどですので、このような場合も想定した保存試験も実施します。
携帯電話が入った箱には積載段数の上限数が決まっていますので、一番下にくる箱にかかる最大の重量も必然的に分かります。
最大重量=(積載段数の上限数-1)×箱1個の重さ
例)積載段数の上限数:21段、 箱1個の重さ:300g
(21-1)×300=6000g (6kg)
最大重量は、6kg
こうして判明した最大重量分の重りを載せた状態で数日間放置します。
この時の温度・湿度はJISなどを参考に決定しています。
こうして数日間経過した後に携帯電話を確認しますが、携帯電話以外にも箱の潰れや、梱包材が携帯電話に転写していないか?など、確認しています。
特に梅雨時期のように高湿度だと箱が潰れ易くなりますので、湿度も加えて試験を行っています。