■高温動作試験
高温動作試験
高温動作試験とは、高温環境下で動作確認を行います。温度はJIS規格やキャリアからの要求によって決定されますが、携帯電話の場合は60℃が多いようです。

高温に設定するには専用の試験装置や試験部屋で行います。(上図)
その中に携帯電話を入れておいて各種検査を行います。実際に60℃の部屋に人間が入ることはできますが長時間評価は行えないので、手だけ中に入れて検査を行います。
実際の方法は携帯電話の電源をONにした状態で、数時間入れておき、携帯電話が温まった状態で検査を行います。入れて直ぐに検査を行っても携帯電話表面の温度は上昇しておりますが、内部は上昇していないので、数時間放置しておきます。
実際に60℃の環境で使うことがあるのか?と言えば無いでしょうが、海外向け携帯電話の場合にはアフリカや中東などでこれに近い環境で使われる場合があります。
※60℃は一例です。実際の規格についてはこの限りではありません。
湿度設定はするのか?
60℃で検査を行いますが、湿度は何%するのか?これまた色々な見解があります。高温試験と呼ばれる場合には湿度はコントロールしない(何%でもOK)とする場合が多いようです。湿度の影響を確認したい場合の試験として、湿度試験があります。その時の温度を高温にすれば高温高湿試験になります。試験目的によってどうするのか決めていると思います。
実際問題として湿度の影響を一番感じられる場面は”結露”です。
冬場に寒い場所から暖かい場所に急に移動した時、風呂上りの脱衣場、梅雨時期のYシャツのポケット、など。携帯電話表面に露が付着するので分かると思います。
このように付着した水の影響を検査する場合に高湿度に設定して検査を行います。