■外観検査
外観検査とは?
外観検査とは、携帯電話を目視で検査することです。製品としての検査時は携帯電話だけでなく、梱包される全ての部品(充電器、バッテリ、卓上ホルダ、取扱い説明書、等)についても目視検査を行います。
検査内容としては、
○傷・破損・誤部品・欠品がない事
○印刷に誤表示がない事
○液晶表示に異常がない事
など。
検査手段は人の目、画像装置を用いての自動検査、欠品検査として重量測定、によって行われています。
外観検査員
検査者は、外観検査員として教育・訓練を受ける必要があり、そのプロセスも決まっておりますので、欠員が発生した場合にすぐに誰でも代行として行える訳ではありませんので、欠員対策ととして余分に人員を教育・訓練する必要があります。
教育・訓練方法は、不良品の実物を使って行うOJTや、資料を使って行います。
画像装置を用いての自動検査
画像装置を用いての自動検査については、検査環境(明るさ、カメラの設置角度、など)によって正常に読み取り判断できるように設定しなければならないので、個別対応となります。また、確認できる項目についても限定されるので、全て行える訳ではありません。基本的には、違った部品が混入した場合などイレギュラー作業が発生した場合の対策となります。
欠品検査として重量測定
欠品検査として重量測定は、事前にOK範囲を設定する必要があります。(基準値±*グラムのように)ですから、この値の設定具合で検出できる能力に差が出てきます。例えば、数グラムの紙1枚のリーフレットなどは検出不可であります。充電器やバッテリのような重い者の欠品は検出できます。
この数値は厳しくするのが理想なのですが、紙に温度・湿度によって数グラム程度は変化しますので、そんなに厳しい数値には設定できないのが現状です。
外観不良の判断基準
携帯電話についた傷や異物のOK/NGレベルですが、その面積の数値で規定されている場合が多いです。不良現物で規定する場合もありますが、客観的な判断をするために数値も用いています。

ドットゲージと呼んでいますが、透明のPETに色々な形のドットが転写されているもので、面積が 0.01mm2~0.50mm2 位のものです。
なお、携帯電話の判断レベルは一般的な電化製品に比べて、厳しいレベルを使っています。
例)携帯電話:0.05mm2以下がOKレベル
デジカメ:0.5mm2以下がOKレベル
※参照規格
JIS P8145(紙及び板紙のきょう雑物試験方法)
JIS P8208(パルプ - きょう雑物試験方法)